ジム・ロジャーズ（Jim Rogers）発言集

農作粒の価格は、金属やエネルギーと比較して、いまだに比較的安いですし、世界は増加する人口を食べさせるために耕作可能地の奪い合いをしています。

農業は、次の数十年間で、最も繁栄するセクターの一つになるだろう。

増加する人口を食べさせるために奮闘しているため、すべての食料コモディティは、上昇し始めるでしょう。

歴史上どんな金融商品でも、11年間も上昇し続けてきたものは、きわめてまれです。
だからこそ、ゴールドの調整が続くと予想しています。

1100ドルか1200ドルに落ちれば買いたいです。この大きな上昇の戻りは自然なのです。

中国は、間違いなく、数年内に世界最大の自動車生産国消費国になります。しかし、どのくらい生産し消費するのかはわかりません。

13億人の中国人がいることを思い起こすでしょう。1億人はわずか8%に過ぎません。たとえば、アメリカと比較しても、きわめて高いのです。

アメリカでは、年間1300～1400万台の車は生産されていると思います。人口は3億人です。その比率を用いると、中国はきわめて高くなります。

一方で、実質的には、自動車を持っていません。15年ぐらい前に生産を始め、買い始めただけなのです。

そうです。ありえるのです。崩壊などしないでしょう。それは確かなことです。

私が60年代、ウォールストリートに行っても、誰もそこには来ていませんでした。50年代60年代70年代、Wall st.は重要ではなかったのです。

それから、30年にも及ぶ巨大バブルが起こり、きわめて重要な存在になったのです。すべての人々がMBAを取りに行き、全員が金融界に入りたがっていました。

しかし、それは、歴史の中で、何度も起きていました。

20世紀の初めごろ、最初の30年間、金融はキングでした。彼らがすべてを支配していました。それから、30年代に巨大な暴落が起こり、80年代まで惨憺たるものでした。

常に、このように動いてきました。

共和制が始まってから、アメリカでは4~6年周期で景気後退がやってきていました。

そうすると、確かに、2013年までには満期になります。前後はあるでしょうけれども、やってきています。

もしくれば、それは、過去の景気後退よりも悪いものになるでしょう。